子乗せ電動自転車-転倒しやすい場所は?転倒防止方法もご紹介!

子乗せ電動自転車の転倒は非常に危険です。が、転倒しやすい場所や対応方法を知っておくことで重篤な事故を防ぐことが出来ます。皆様の安全に少しでも役立てて頂ければ幸いです。

子乗せ電動自転車-転倒しやすい場所は?転倒防止方法もご紹介!~概要~

便利な子乗せ電動自転車ですが、転倒事故をよく耳にします。
実際私の身の回りでも、私を含めて1年に1回程度のペースで転倒している模様です。
身近なところでの一番大きな事故としては、乗っていた子供が鼻を擦りむいたのが最も大きなもので、骨折以上の重篤な事故はまだ聞いたことがありません。
が、「一歩間違えば…」ということもあるので、転倒しないにこしたことはありません。

何故、子乗せ電動自転車が転倒しやすいかというとその理由は1つ。
重い!ということです。

重量については一般的なスポーツタイプの自転車が10㎏、いわゆる”ママチャリ”で約20㎏ですが、子乗せ電動自転車は約30㎏(というか30㎏オーバーのことが多い)です。
これに子どもが乗れば更に重くなるわけです。運転者も入れれば全重量はおよそ100㎏。
今までの”ママチャリ”に10㎏~20㎏程度のの荷物を載せて走行しようとすれば、不安定になるのは想像に難くありません。

子乗せ電動自転車-転倒しやすい場所は?転倒防止方法もご紹介!~転倒しやすい場所とタイミング~

以上の理由を踏まえ、転倒しやすい場所とタイミングを詳説します。

・発車時
一番出くわす回数が多いので、最も転倒しやすい理由かもしれません。
自転車はその性質上、速度が出ていないとグラグラしてしまうのは、どの重量でも一緒です。が、重ければ重いほどグラグラしやすく、また速度が中々出ず、不安定な時間は多くなります。
前述した通り、とにかく重い子乗せ電動自転車ですので、発車時の不安定さは要注意です。

また、子供の乗る位置や荷物の載せ方・重さによって重心が変わってきます。
その為、一口に「不安定さ」と言ってもその不安定さが常に一定とも限りません。
因みに私も慌てていたら発車時に一度転倒しました…。

・濡れた路面
普通の自転車でも転倒しやすい状況です。
繰り返しになりますが、不安定になりやすい重々量での走行になると転倒しやすくなります。
濡れた状況の中でも特に注意が必要なのが、道路に引かれた白線や横断歩道のペイント、そして点字ブロックです。

・下り坂から平らな路面に変わる場所
勾配が変わり、更にカーブがあったりしてハンドルを切るとバランスを崩しやすいです。
実際、濡れた路面+下り坂から平らな路面に変わった瞬間に2回程、私は転倒してしまいました。

子乗せ電動自転車-転倒しやすい場所は?転倒防止方法もご紹介!~転倒防止方法~

転倒防止方法は理解しておくに越したことはありません。
が、実はある程度の角度まで車体が倒れてしまうと元に戻すことが不可能となってしまいます。
車体が重い為、男の人の腕力でも立て直せないようです。

このことから、車体を倒さないことが最重要のポイントです。
次に大事なポイントは、何か困ったらサドルにお尻をつけたまま足を着く!ということです。
これは「車体を倒さない」「不安定な状態にしない」を同時に達成するための一番簡単な方法です。また、腕だけでは重い車体を支えることが難しくなるので、足を使って前進で自転車を安定させます。
場所によっては「自転車は降りて通行してください」という場所もありますが、可能な範囲で、自転車から降りずにまたがったまま足で進むと転倒事故を防ぐことが出来ます。
腕だけで30㎏以上あるものを完全に制御する、というのは難しいですよね…。
そして更に、何かあったときに足を着く為には慌てたり、スピードを出し過ぎない、ということです。

次に、先程の気を付けるべき場所とタイミングについて細かくみていきます。

・発車時
とにかく慌てず、落ち着いてシッカリとペダルを踏みこみます。
慌てると不安定になりやすいため、急いでいるときは特に注意が必要です。
(昔の自分に言い聞かせてやりたいぐらいです)
シッカリと踏み込むことでアシスト機能が作動し、スピードに乗ることが出来るため、安定走行に到達するのが早くなります。
スピードが出るまで早くなるので、周囲の歩行者や自動車などには充分注意してください。

・濡れた路面
とにかく速度を出し過ぎないことです。
また白線や点字ブロックなど、濡れるとより滑りやすいところはなるべく通行しないようにしましょう。万が一通るようなときはすぐに足をつけるように頭の中では準備しておきましょう。点字ブロックや小さな段差に乗り上げる際は、なるべく浅い角度で入らずに、直角に(少し勢いをつけて)乗り上げると転倒しにくくなります。

・下り坂から平らな路面に変わる場所
ここでもやはり速度を出し過ぎないことです。
下り坂を降り切る前に充分に減速しておきましょう。
転倒だけではなく、衝突事故を防ぐことにもなります。

子乗せ電動自転車-転倒しやすい場所は?転倒防止方法もご紹介!~まとめ~

子乗せ電動自転車の転倒しやすい場所とその防止方法をご紹介してきました。
雨の季節ではより転倒しやすい為、本当に気を付けて走行して頂きたいと思います。
また、定期的なメンテナンスも転倒防止に繋がります。
タイヤの空気が抜けているとそれだけで転倒リスクは上がりますし、(タイヤ表面のグリップが利かない為)、
パンクなどの事故にもつながりやすくなります。
万が一転倒してしまっても慌てることなく、ゆっくりと引き上げてください。

またご自身が通行人として転倒している子乗せ電動自転車を見かけたら、
(私を含めて)手助けしてあげるとみんなが幸せになれると思います。
転倒するとパニックになる方もおり、中々起こせなくて大変な思いをされているケースが多いように思います。